先日の定休日に仙台で開催されたシマノテクニカルセミナーに参加してきました。テクニカルセミナーはシマノさんが新製品の詳細や調整方法などを販売店向けに行う勉強会です。
気になっている方も多いであろう新型デュラエース“R9100”シリーズやパワーメータークランク“R9100P”、電動シフトの“R9150”シリーズが今回のメインです。
こちらがついにシマノから発売のパワーメータークランク。右クランクには小さなセンサーが、左クランクはキャップの部分の形状が違うだけの精巧な作りに。
計測項目は、パワー・パワー左右バランス・ペダルスムーズネス・ケイデンス・トルクエフェクティブネス・バッテリー残量情報、とほとんどを網羅。
この右クランクの小さなセンサー部分にはランプとボタンが一つずつ、のみ。充電もここから行います。ボタンはバッテリーの残量確認とセンサーの0オフセット(キャリブレート)程度の簡単操作。
シマノが純正品として作った一番のすごさはここ。クランクシャフトにリチウムイオンバッテリーを内蔵、そこから左右のクランクアーム裏ひずみセンサーに電源供給できることでセンサーが最小の大きさに。BB下のダイレクトマウントブレーキにも干渉しない大きさです。
バッテリーも大容量、使用時間は約300時間。プロの選手でも充電は2~3か月に一度とか。
左クランクからは見慣れないプラグが一つ。これを取り付け時にシャフト側とつなぐことで左右に電源供給され、パワーの左右差などが計測できるわけです。
こちらはデリバリーが始まったばかりの電動コンポーネントR9150シリーズ。新しい機能が増えたり調整方法の変更などなど学ぶこともいろいろ。自転車用品もすっかりデジタル化が進んで、ついていけないなんて言ってられませんね。
気になるパワーメータークランクは7月ごろの発売予定、今月2月中旬から予約開始です。これは!と思った方はぜひ店頭までお問合せください。