BRENDA仙台泉店スタッフブログ



アメリカ本社研修 後編!こんなにある!?社内の施設いろいろ

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自社風洞実験施設ウィントンネルやスペシャライズドのヒストリーがわかるミュージアム、そして創業者マイクシンヤードさんとの対面など、これだけでも十分エキサイティングでしたが・・・なんでも自社でやってしまうスペシャライズド、広大な敷地にまだまだあるいろいろな施設をご紹介です。

屋外には大きなフィールドとロゴマークの入ったトレーラー、そしてドッグラン施設。シクロクロスのコースを作ったりもするそうです。のどかな風景が広がります。

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スポーツボトルのカスタムデザインでも有名なスペシャライズド。匂いや味の移らない特殊コーティングのピュリスト加工、質の高いプリント技術で、自転車業界だけでなく、世界中の様々な企業やイベントから依頼を受けていて、ボトル事業の9割がカスタムデザインになるそうです。

そのカスタムボトルのすべてがここ本社製造。実は工場内も見学できたのですが、ピュリスト加工や保冷ボトルの2層技術など多くの特許や高性能プリントマシンなどもあって写真撮影は禁止。1分間に60本、1日25,000本mも生産できるといいます。また検品や箱詰め作業などには社会貢献の一環で障害者の雇用も続けています。

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こんな展示もありました、フレームからホイール、コンポーネントもハンドルサドルも、バラバラで宙に浮いているよう・・・想像ついた方もいるのでは!?そうです、正面から見るとちゃんと1台の自転車に見えるんです(笑)。

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なんでも作っているスペシャライズド、こちらはヘルメットのテストラボ。転倒した時を想定した衝撃テストの装置、いろいろな角度から衝撃を与え壊れ方や安全性を確認していきます。思っていたより鈍い音でしたが、それによってフォームが割れながら衝撃を吸収してるのがわかります。

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なかなか見ることのない発砲フォームの金型やシェル部分の原型、高強度の繊維が入っている上位グレードのカットサンプルなどなど。エントリーモデルからハイエンドモデルまで、確かな技術で作られているのがわかると改めて安心感や信頼度がアップしますね。

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命に係わる大事な用品、テストも厳重です。こちらはストラップやバックルが抜けたり壊れたりしないかどうか負荷をかけてテストする装置。その横にはオーブンと冷凍庫、様々な環境を想定して-マイナス20度から50度まで温度を加えて強度をテストするそうです。

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これもまた珍しい一品、コンタドール選手が実際にレース中に転倒して破損したヘルメットの現物。極限のシチュエーションで起こったものもこうやってしっかり保管され研究に活かされています。

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さて、変わってこちらはボディージオメトリーフィットの研修施設。全国各地からこの研修施設に集まるそうで、何十人もでできるように相当な数の機材が用意されています。

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中央には立派なステージ、これから発表になる予定らしい最新の機材もちらほら。この本社での検定、開発者のアンディープルーイット博士も立ち会われるそうでかなりの難関とのこと。

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スポーツジムより充実していそうなフィットネスルームも。ランチライドと並行してお昼休みやお仕事前後に利用する人も多いとか。機材も赤で統一されているのがまたスペシャライズドらしいですね。

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外へとつながる一角にはスタッフの駐輪場、通勤用やランチライド用など用途もいろいろそうです。突き当りを曲がってもまだあるほどかなりの台数ですが、年代ものから最新ものまで楽しみ方やこだわりもメーカーならでは。なかには驚くほど手の込んだ自作のオリジナルペイントも。

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整然と並んだこちらは試乗会の本家テストザベスト用バイクたち、ぱっと見200台はありそうな。さらに外には40台近く積めるというトラックも9台あってそれで全米各地を回るとのこと。スケールが違いますね。

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屋外に出るとそこにはテスト用でもあり遊び用でもありそうな自作のパンプトラックやランページも。仕事も遊び、遊びも仕事、なんでも作ってしまう風土がここにも垣間見えます。

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マウンテンバイクも強いスペシャライズド、こちらは少数精鋭のサスペンションラボ。モータースポーツから自転車用へ、30年もサスペンションに携わる巨匠がスペシャライズドのマウンテンバイク開発を支えていました。

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特殊な計測器をバイクに装備して実際にトレイルを実走、サスペンションの動きを細かくデータ化していきます。なにやら見慣れない電極があちこちに付けられています。

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実走で得たデータを落とし込んでいくと、この更に特殊な装置にセットされたサスペンションで実走の動きを再現可能に。グラフ化されたものを検証しながら各バイクに最適なチューンナップが施されて行きます。昔はフレームからサスペンションまでバラバラに組み立てていたものも、現代ではそれぞれ専用に開発された完成車が一番最適な組み合わせになるわけですね。

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社内を歩いていると・・・有刺鉄線に監視のロボット、そして「INNOVATE or DIE」の扉!?そう、こちらは中編で登場のクリエイティブデザイナー「エッガー」さんの制作部屋ですって。限られたスタッフしか入れないそうです。

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なんでもすぐに作ってしまうスペシャライズド、こちらはアパレルラボ。同じように見えて違う種類というミシンが何台も、特殊そうな生地や糸やデザインがいくつも置いてあります。少数精鋭の職人さんはやっぱり女性だそうです。

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大きな印刷機と生地に合わせた発色をコントロールする機械など、試作品や選手用のスペシャルデザインなどはすぐにここで制作されるそう。近い将来、ウェアのカスタムオーダーもできるようになるとのことです。

担当のこの女性、ワンちゃんを抱えていますがスペシャライズドのオフィスはどこもペット同伴可。小型から大型まであちらこちらにいるんです。パートナーがそばにいて不安なくリラックスして仕事ができる環境でこそいい製品が生み出されるのでしょうね。冒頭のドッグランも納得。

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おっ、キレイなショップが!買い物でも・・・ではなく、こちらは「CORE STORE」という模擬店舗。実際の店舗で活かせるようなディスプレイや商品の陳列などが研究されている本物さながらの施設です。

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中に入ると見覚えがあるような・・・。そうなんです、ブレンダ仙台泉店はスペシャライズドが世界で展開していきたい最先端の店舗デザインを採用した日本初のショップなんです!それでもさすが本国、新鮮な展示方法もあって勉強になります。

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雨の日用の室内レクリエーション、卓球台もなんだかかっこよく見えてきますよね。(笑)

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長くなりましたが本社研修のご紹介も一旦ここまでに、本当に貴重な経験をさせてもらいました。さすが本場アメリカの自転車文化、趣味を通り越して生活の一部になっている感じがとても気持ちよく、そしてカッコよかったです。

日本でも仙台でもこんなスタイルでスポーツバイクが盛り上がっていけるように、みなさんのサポートやお店作りも頑張っていかなければと決意を新たにしたアメリカ本社研修でした!

 「アメリカ本社研修移動日編!アメリカの自転車文化とは!?」

「アメリカ本社研修前編!風洞実験施設「WINTUNNEL」(ウィントンネル)」

 「アメリカ本社研修中編!ブランドヒストリー&ついに創業者と!」


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