BRENDA仙台泉店スタッフブログ



次世代のコンポーネント、SRAM RED ETAP AXS!

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こんにちは、今日はSRAM RED ETAP AXSについてご紹介します。

12速、無線変速、DISCブレーキ、パワーメーター、上面が平なチェーンなどなど最新のトレンドを全部載せしたようなSRAMの最新コンポーネントを500km(VENGE ETAPにて)ほど使ってみての感想と合わせてお届けします!

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まず見た目ですがメカメカしさに溢れておりとてもかっこいいですね!見た目も重要です 笑

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そして何と言っても無線です。ポンと付けて電源を入れればとりあえず動きます (笑)何度組み立てしても毎回感動しますね。無駄な配線などもないので非常にスッキリ!ちなみに組み付けが無線ということは調整も無線です。AXSボタンというボタンがあるのですがそれを押しながら変速調整をします。何とも不思議な感覚です!

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VENGEだとブレーキホースも収納されるためこんな感じに!シンプルでかっこいいですね!

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無線のためそれぞれがバッテリーを積んでいますが、バッテリーは前後共通!後ろのギアが動かなくなっても、入れ替えれば後ろだけ動くようにもできます。取り付け、取り外しもワンタッチです。

ちなみに500kmほど走行していますがまだバッテリーは半分程残っています。スマホでもすぐに確認できるので充電はほとんど心配しなくていいいレベルです。ほとんどの方だと月に1回ぐらいで大丈夫なはずです!もちろん変速の回数や走行距離によって回数は変わってきます。

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12速化にあたりトップ10Tを可能としたのが「XDRドライバー」と呼ばれる新しいフリーハブボディです。既に12速化しているMTB用EAGLEに採用された「XDドライバー」をベースにしたもので、トップ側を小径化した特殊形状で11T以下の歯数に対応。XDドライバー対応のリアハブをラインナップするブランドは数多く、変換キットを組み込めば多くのホイールをRED eTAP AXSに対応させることができます。

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RED eTAP AXSでもっとも目を引くのが、外周部が平らになった「フラットトップチェーン」ですが、12速化に伴って薄く(=軽く)なるチェーンの強度と耐久性を補うためのもので、加えてインナーリンクと抵抗低減のために大口径化されたチェーンピンには耐摩擦性能を増すハードクローム加工が施されており、変速性能、耐久性、静かで滑らかな駆動を両立しています。

私自身乗っていて1番驚くのがチェーンノイズの少なさです、驚くほど静かで、チェーンが刃にたいして面で食いついているような踏み心地はシマノとは全然違います。変速をせずただペダルを漕ぐだけで分かる大きな違いですね。

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専用のミッシングリンクも用意されています。

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基本的な構造は11速から引き継いでいるRED eTAP AXSですが、その中でも変速システムを司るリアディレイラーは大きな進化を果たしています。本体内に内蔵された油圧ダンパーを軸とするOrbit(オービット)と名付けられたモーションコントロールシステムを搭載したことが一番の進化です。油圧式を採用したことでこれまで以上に緻密かつスムーズなチェーンテンションのコントロールを可能とし、チェーン暴れを抑えることで素早く確実な変速操作を叶えました。オフロード走行を踏まえた1xコンポーネントや、MTBコンポーネントに採用されてきたシステムを改良してロードにも適応するのはまさにSRAMらしさですね。

モーターやシフトボタンとの通信システムにもアップデートが加えられ、変速スピード自体にも磨きがかっています。リアもフロントもこれまで以上にスムーズでストレスの少ない変速が可能です。無線でここまできたかという感じですね。

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削り出しの一体構造を引き継ぐカセットは、それぞれロー側の歯数差を大きくしたユニークな設定によってトップ側のクロスレシオ化を可能に。10-33でも10-11-12-13-14-15と5段に渡って1T刻みが確保され、変速性能の向上やより細やかなケイデンス調整が可能になります。

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従来のギアに比べワイドレンジ化しておりスプロケットを変えずに高速域から急な坂まで対応します。

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VENGEに初めから付いてくるのは48-35のチェーンリングと10-33のスプロケットでした。これが意味するのはギア比4.8~1.06までをカバーできることであり、従来の53-11のギアと34-32のギアを併せ持つということです。それでいてトップ側は細かくシフトチェンジできるのでレースからロングライドまでほぼ全てをカバーしているといっても過言ではないです。

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12速化によって11速比でそれぞれ20%以上のワイドレンジ化を遂げ、それに伴い3種類のカセットで従来5種類用意されていた範囲をカバーする。従来の11-30と11-32はロングケージのWiFLiディレイラーを使う必要があったが、新型REDのリアディレイラーは1種類のみで全新型カセットに対応。DSC_0052

変速ポイントを工夫し徹底的に変速性能が向上しています。特にフロントは歯数差が少なくなることもありかなりスムーズに!

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クランクと同時開発された新型パワーメーターが「DZero」です。測定回路やひずみゲージのアップデート、そしてソフトウェアの進歩を経て計測精度を±1.5%の範囲に納めることに成功。左右それぞれのパワーデータを計測可能であり、重量はわずか36gと現在市場に存在するパワーメーターの中でも最軽量の部類に入ります。この重量で両足計測のパワー計が付くのは驚異的と言えます。GARMINのvectorからこのパワー計に変えて使用していますが計測精度はほとんど変わりません実用に十分な精度になっております。

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校正はサイコンもしくはスマホで可能です、数秒で終わるのでとても便利!

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RED ETAP AXS(アクセス)、今回のNEW REDで名前のアクセスの由来になっている通りスマホでライダー自身が様々な設定をカスタマイズできるようになっています。ボタンの配置や、リアの操作に応じてフロントが自動で変速するシーケンシャルモードなどへの変更もワンタッチで可能です。もちろん電池残量の確認も可能です!

1種類となったリアディレイラーや、一つのクランクでありとあらゆるチェーンリングを組み合わせるダイレクトマウント、そして統合的なコンポーネントシステムなど、RED eTAP AXSはスラムの特徴である合理性を可能な限り追求したコンポーネントと言えます。

実際に使用しそのシンプルでありながら洗練されたシステムを体験すると他には戻れないなと思わされるほどです。

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店頭にはVENGE ETAP AXSを試乗車として置いてありますので、スラムってどうなの?12速って何が凄いの?という方は是非一度ご体感ください!

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ちなみに小ネタですが、2020モデルのNEW S-WORKS ROUBAIXはSHIMANO Di2モデルもSRAM RED eTAP AXSモデルも¥1,150,000+taxですが、Di2版にはパワーメーターは付いてこないですがAXSモデルにはパワーメーターが標準で付いてきます!パワーメーターを別体で買おうとするとモノにもよりますが両足計測で10万円以上するものがほとんど、、そう考えるとかなりお得と言えますね。

 


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